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覚え書:「経済観測 東北のためには、買うだけでなく感想を=御手洗瑞子」、『毎日新聞』2014年03月06日(木)付。


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経済観測
東北のためには、買うだけでなく感想を
気仙沼ニッティング代表取締役 御手洗瑞子

 東日本大震災からもうすぐ3年。宮城県気仙沼市にいて地元企業の経営者とお話をしていても、3年という節目を迎えた後の経営について話が及ぶことが多くなってきました。地元企業は心情としては「震災は風化してほしくない」という思いが強いかと思いますが、現実的には、復興需要が引いた後も経営を維持できるだけ事業を磨き自力をつけることが現状の課題ではないでしょうか。
 東北経済産業局が発表した資料によると、東北の被災企業の復興状況は決して楽観できるものではありません。被災企業の施設。設備の復旧に支払われる「グループ補助金」を受給した企業のうち、約3割は売り上げが震災前の5割未満とのこと。特に被災沿岸部に多い水産・食品加工業に限れば、売り上げが震災前の5割未満の企業は45%に上ります。「販路の確保」を経営課題に挙げる企業も多く、被災企業の課題が「工場が被災して商品がつくれない」ことから「商品を作っても売れない」ことにシフトしてきているようです。
 では、東北で被災した企業のためにいま消費者ができることは何かと考えると、一番は「商品を買った上で、その感想をきちんと伝えること」ではないでしょうか。「この佃煮はちょっと甘すぎた」「この塩辛はおいしかった」「おいしいけれど、このパッケージではおいしそうに見えない」など。消費者の正直な声は、商品向上のための貴重な材料になるでしょう。一方、「かわいそうだから買ってあげる」だけでは一時的な復興需要にとどまってしまいます。復興需要を超えてお客さんに継続的に買ってもらえるものをつくることが被災企業の今の課題でしょうし、そのためには何より、お客さんの正直な声が学びになるのだと思います。
    --「経済観測 東北のためには、買うだけでなく感想を=御手洗瑞子」、『毎日新聞』2014年03月06日(木)付。

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