« 書評:山田晶『アウグスティヌス講話』講談社学術文庫、1995年。 | トップページ | 覚え書:「ヴィクラム・ラルの狭間の世界 [著]M・G・ヴァッサンジ [評者]小野正嗣(作家・明治学院大学准教授)」、『朝日新聞』2014年03月16日(日)付。 »

「みんなの広場 ことばの怖さ『他山の石』に」、『毎日新聞』2014年03月18日(火)付。

6


-----

みんなの広場:ことばの怖さ「他山の石」に
高校生・17(熊本市西区)

 「ことばを言った、矢を放った、手紙を書いた、罠(わな)に落ちた」。これは2月21日の「余録」で知った言葉の一つだ。タタール人のことわざでことばは元に戻せぬことのたとえだそうだ。

 NHK会長が就任会見で「個人的見解」を言って大きな問題となった。会長は「ちょっと、このぐらい」のつもりだったのだろうか。しかし、発言について国会の予算委員会で質問ぜめにあっている。会長は苦しい立場にある。NHKは公共放送だ。就任会見は「個人的見解」を言うために開かれたのではない。そこをわきまえなかったのだろうか。

 スウェーデンには「ことばには羽がある」ということわざがあるそうだ。また日本でも「綸言(りんげん)汗のごとし」「覆水盆に返らず」ということばがある。災いとなる「ことば」というのは怖いと再度認識した。このことから普段の生活でも発言する際は十分注意しなければならない。今回の会長のことばは、私にとってまさしく「他山の石」といえる出来事であった。
    --「みんなの広場 ことばの怖さ『他山の石』に」、『毎日新聞』2014年03月18日(火)付。

-----


62

Resize0496

|

« 書評:山田晶『アウグスティヌス講話』講談社学術文庫、1995年。 | トップページ | 覚え書:「ヴィクラム・ラルの狭間の世界 [著]M・G・ヴァッサンジ [評者]小野正嗣(作家・明治学院大学准教授)」、『朝日新聞』2014年03月16日(日)付。 »

覚え書」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/451663/55460203

この記事へのトラックバック一覧です: 「みんなの広場 ことばの怖さ『他山の石』に」、『毎日新聞』2014年03月18日(火)付。:

« 書評:山田晶『アウグスティヌス講話』講談社学術文庫、1995年。 | トップページ | 覚え書:「ヴィクラム・ラルの狭間の世界 [著]M・G・ヴァッサンジ [評者]小野正嗣(作家・明治学院大学准教授)」、『朝日新聞』2014年03月16日(日)付。 »