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覚え書:「今週の本棚・新刊:『郡山物語』=菊池信太郎、柳田国男、渡辺久子、鴇田夏子・編」、『毎日新聞』2014年05月25日(日)付。

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今週の本棚・新刊:『郡山物語』=菊池信太郎、柳田国男、渡辺久子、鴇田夏子・編
毎日新聞 2014年05月25日 東京朝刊

 (福村出版・1620円)

 震災と原発事故の被害に直面した福島県郡山市で子どもたちのケアに奮闘した人々の記録。小児科医の小さなつながりが核となり、運動の輪が広がっていく物語が描かれる。

 震災直後、都内の病院に勤める鴇田(ときた)が慶応大小児科学教室で同期生の菊池にかけた電話が発端だった。菊池の「子どもたち、まずいよ」という沈痛な声に背中を押された鴇田は、二人の恩師である渡辺とともに郡山を訪れる。まもなく絵本の読み聞かせで渡辺と交流がある柳田も加わった。この4人が本書の編者だ。

 最初は外遊びもままならない子どもたちのPTSD(心的外傷後ストレス障害)予防が主眼だったが、そのうち「体を思い切り使える遊び場」を作ろうと考える。貸し会場で遊びのイベントを行ったところ、それを知った地元スーパーの社長が建物を提供してくれた。大規模な屋内遊び場「ペップキッズこおりやま」がわずか3カ月で完成、クリスマスに間に合った。社長は少年時代に見た黒澤明監督の映画「生きる」の主人公のように、地域のために役立つことをしなければと考えたそうだ。

 参加した人それぞれの思いが、生の声で響いてくる本である。(冠)
    --「今週の本棚・新刊:『郡山物語』=菊池信太郎、柳田国男、渡辺久子、鴇田夏子・編」、『毎日新聞』2014年05月25日(日)付。

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