« 書評:茨木のり子(谷川俊太郎編)『茨木のり子詩集』岩波文庫、2013年。 | トップページ | 覚え書:「くらしの明日 私の社会保障論 続く『希望格差社会』=山田昌弘」、『毎日新聞』2014年07月02日(水)付。 »

覚え書:「発言:戦場に子供送らない」、『東京新聞』2014年07月04日(金)付。


0


-----

発言
戦場に子ども送らない
介護職 45(東京都足立区)
 
 拝啓 安倍晋三様
 私は二歳、五歳、七歳の三人の男の子の母親です。日々子育てを頑張っている母親として、あなたが進める集団的自衛権の行使容認に強い不安を持ち、いてもたってもいられず、お便りしました。
 安倍さん、質問です。集団的自衛権が認められれば、将来、私の子どもたちは銃を持ち、兵士として戦場に行くことがあるのでしょうか。異国の地で無辜の市民を殺め、銃弾に倒れてしまうようなこともあり得るのでしょうか。
 十年後、二十年後も絶対にあり得ないと、はっきり約束してください。例えば、今回、賛成した政治家の方々は、将来もし日本が戦争に参加するとき、まず最初に自分のお子さんやお孫さんを、日本の兵士として最前線に立たせると宣言されてはどうですか。その覚悟もなしに賛成と言わないでください。安全保障のため、国益のため…。そんな言葉を並べられても、私にはわが子の命の方が何千、何万倍も大事なのです。
 私たち母親はおなかに宿した小さな命を、命懸けで産み、愛情をかけて日々大切に育てます。でも、戦争とは人と人とが残虐に殺し合い、命を奪い合うこと。命を産み育む母親の営みとは真っ向から対立します。わが子を戦場に送る可能性が産まれる政治的決断は、絶対に受け入れられません。
 お願いします。誰もが安心して平和に暮らせるような日本にしてください。命が犠牲になるかもしれない集団的自衛権ではなく、不戦の誓いを立て、平和を尊ぶ思想を世界に広めてください。
 子どもたちを戦場に送りたくない、すべての母親を代表して。
    --「発言:戦場に子供送らない」、『東京新聞』2014年07月04日(金)付。

-----

12
Resize1496

|

« 書評:茨木のり子(谷川俊太郎編)『茨木のり子詩集』岩波文庫、2013年。 | トップページ | 覚え書:「くらしの明日 私の社会保障論 続く『希望格差社会』=山田昌弘」、『毎日新聞』2014年07月02日(水)付。 »

覚え書」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/451663/56706205

この記事へのトラックバック一覧です: 覚え書:「発言:戦場に子供送らない」、『東京新聞』2014年07月04日(金)付。:

« 書評:茨木のり子(谷川俊太郎編)『茨木のり子詩集』岩波文庫、2013年。 | トップページ | 覚え書:「くらしの明日 私の社会保障論 続く『希望格差社会』=山田昌弘」、『毎日新聞』2014年07月02日(水)付。 »