アマチュアというのは、社会のなかで思考し憂慮する人間のことである。

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アマチュアリズムとは、文字通りの意味をいえば、利益とか利害に、もしくは狭量な専門的観点にしばられることなく、憂慮とか愛着によって動機づけられる活動のことである。
 現代の知識人は、アマチュアたるべきである。アマチュアというのは、社会のなかで思考し憂慮する人間のことである。そして、そうであるがゆえに、知識人はこう考える。もっとも専門的かつ専門家むけの活動のただなかにおいても、その活動が国家や権力に抵触したり、自国の市民のみならず他国の市民との相互関係のありかたにも抵触したりするとき、知識人はモラルの問題を提起する資格をもつのだ、と。さらに、アマチュアとしての知識人の精神は、わたしたちのほとんどが毎日無自覚なままおこなっている専門活動のなかにはいりこみ、それをかえることができる--もっともいきいきとした、ラディカルなものに。
    --エドワード・W・サイード(大橋洋一訳)『知識人とは何か』平凡社、1995年、129-130頁。

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昨夜は、夕刻から25時近くまで、東北、東海道、中部、そして東京の友と快飲。
はじめての方も多かったのですが、何か特定の立場やものの見方によって制限されることなく、お互いに独立した一個の人間として、話し合う時間がもてたことに感謝です。

皆様、遅くまでありがとうございました。

個人的な事柄から社会的な問題にいたるまで、もういったいっどうなっているのやらん?ということが多く、考える余裕を与えない世相ですが、その襞に分け入っていく密かな挑戦というものを、また自分自身も継続していきたいなあと思います。

ほんと、皆様、ありがとうございました!!!

また、やりましょう!!!

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旨いもの・酒巡礼記:東京都・八王子市編「立ち飲み居酒屋座らず屋 おや!福幸」

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訪問してからだいぶたちますが、「立ち飲み居酒屋座らず屋 おや!福幸」を紹介しておきます。

京王八王子駅前のいわゆる「立ち飲みやさん」で、先月利用させていただきました。

だいぶ前から気にはなっていたところですが、角ハイボールの黄色い看板が目印です。

こじんまりとした店内ですが、職人さんたちの活気もよく、まずは「生ビール」をお願いして、串焼きも盛り合わせ。

5本で450円と大変リーズナブルですが、でてくるのは、いわゆる静岡風!
※単品は確か1本100円だったかと思います。

味付けした刻み葱がこれでもかという感じにてんこ盛りで、その薬味のおかげで、鶏肉のうまみがひきたつこと、ひきたつこと。

店主さんによると、このネギドカは賛否両論があるそうですが、私はわりと好きですねー。

450円とは思えぬ味わいに舌鼓を打ちつつ、名物の「角ハイボール」をオーダー。

通常サイズですと、なんと190円!!!

まあ、私はよく飲みますので、倍のサイズの350円のデカい奴でお願いした次第。

それから串揚げを頼みましたが、これも焼きたてならぬ、揚げたて!!!

単品でシシトウ、うずらの卵ですが、これも合格点!

こちらも5本セットで450円ですから、そちらにすればよかったと思った次第です。

それから、懐かしいハムかつをあげてもらいましたが、こちらはおもしろいことに、通常だと一枚ハムであげるのが定石ですが、こちらはいわゆる薄切りロースハムを四枚そのまま揚げており、歯ごたえが珍しく、おいしく頂戴しました。

軽く、ちょっといっぱいを丁寧に飲むにはすてきなお店、というのがファーストインプレッション。

財布にも優しいのがうれしいですね。もちろんお通しもありません。

また、寄せていただこうと思います。

■ 立ち飲み居酒屋 座らず屋 おや!福幸
東京都八王子市明神町2丁目27-6 文秀ビル 1F
営業時間 16:30~00:00 LO23:30
定休日 日曜
http://gourmet.suntory.co.jp/shop/0X00111005/index.html

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旨いもの・酒巡礼記:東京都・新宿区編「ぎたろう軍鶏炭火焼鳥 こけこっこ」

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 すべて賞讃すべきものは、それが何らかの性質をもち、何ものかへの関係において、或る仕方においておあるものなるによって賞讃されるのであると見られる。たとえば、われわれが正しいひとや、勇敢なひとや、総じて善きひとを賞讃し彼らの卓越性(アレテー)を賞讃をするのは、そこから生ずる行いとか成果のゆえなのであるし、また力の強いひとや、速い走者や、そのほかすべてそういったひとを賞讃するのも、彼らが或る性質の人間に生まれついていて、善きすぐれた何ものかへの関係において、或る仕方においてあるものなるによる。第一巻第十二章 1101b:10
    --アリストテレス(高田三郎訳)『ニコマコス倫理学 上』岩波文庫、1971年、48頁。

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焼き鶏といえば、居酒屋での定番メニューですが、オールマイティーなチェーン店で頂くと、「なんだこれ?」って「ガックリ」することが多いと思います。

ですから、食べるなら「やきとりや」に足を運ぶのが定石ということですが、これもこれも「間口の広い」分類になってしまうのも事実でしょう。

立ち呑み系で1本100円以下で庶民的に頂くのも快味ですし、料亭風に「お品」として頂戴するのも乙なものだと思います。

さて……。
先日、「ここはお勧めですよ」と教えて頂いた「ぎたろう軍鶏炭火焼鳥 こけこっこ」を訪問してきましたので、そのインプレッションをひとつ。

大学での講義を終え、そのまま新宿に着いたのが17時。ちょうど小田急・ユニクロの地下にありますので、駅で直結しており便利な場所です。その日は開店と同時の利用になりましたが、予約無しですんなりおじゃまになった次第です。なお店です。

ひらがなで「こけこっこ」と表記するわけですが、英語でも「KO-KECOCCO」と併記され、センスを良さを感じてしまう、……というところがすでに「オジサン」かw と思いつつ、扉を開くと、そこは・・・

ショット・バー?

・・・と錯覚するような佇まい。板場と対面のカウンターに腰をおろしましたが、こちらは、先の分類でいえば後者にあたるといえばいいでしょうか。

先ずは、麒麟「ブラウマイスター」をお願いしてから、「ささみ」を焼いて頂きましたが、写真の通りです。ふわふわのお肉で、串を引き抜くと、中は半生。素材がいいのでしょう。口蓋で「とろける」というのはまさにこのことだと舌鼓。

感心しながら、次は定番の「ねぎま」、「かわ」。こちらも間違いない味わい。ねぎまはねぎも身もしっかりとしてい、「かわ」は上品な「お肉」を揚げたのではないか?と錯覚するばかり。

久しぶり脱帽という状態です。

続けて「レバー」を炙って頂く訳ですが、これ、ぜんぜん「臭(くさ)み」がありません。魂消げながら、舌で転がすと、「甘い!」くて驚き!「焼き鶏」という「概念」を一新する一品一品に驚きと感謝です。

さて、「こけっここ」で使用する鶏は、「信州ぎたろう軍鶏」。
長野県の澄んだ水と空気の放牧場で育てられた「軍鶏」が、快い歯ごたえと奥深い味を必然させているのは言うまでもありません。


串もの全体に共通しているのは、素材もさることながら「焼き方」の上手さに尽きるなあ~とその巧みな職人芸に完敗した次第です。焼き鶏は「焦げ」がいいという好みの方もいますが、ここは「焦げ焦げ」を避けつつ、じっくり「焼くべき」ところは焼き、炭がほのかに鼻腔に抜けるように丁寧に仕上げられております。

最後は、いかだねぎと茄子をお願いしました。こちらも、葱の甘みと茄子の味わい深さにノックアウト!

本来は、もう少し堪能したいところでしたが、こちとらプレカリアートの非常勤ですから、このへんでなくなく切り上げた次第です。先に言及したとおり、こちらは……これは僕の感覚かもしれませんが……焼鳥屋としては高級店。串は250~450円、お酒類も少々高額の設定です。しかし、それだけの仕事はしてくれる「間違いのなさ」はありますが、「がっつり呑もうぜィ、喰ようぜィ」となりますと、少々「準備」が必要ですね。

名物の親子丼、つくねは次のお楽しみです。
また、寄らせて頂こうと思います。
※その日はデジカメ持参せず、iphone4Sでの撮影になりすいません(涙

■ ぎたろう軍鶏炭火焼鳥 こけこっこ
東京都新宿区西新宿1-1-1 新宿パレット B2F
03-3345-1141
[月~土]16:00-22:30(L.O)
[日・祝]16:00-21:30(L.O)

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旨いもの・酒巡礼記:東京都・新宿区編「鳥やす 本店」

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月曜日、ちょっとした打ち合わせで高田馬場へ。
夕刻、編集者のHさんの案内で、うわさに聞く「鳥やす 本店」へいってまいりました。

何といえばいいのでしょうか・・・。
引き戸をあけると、もうそこは「昭和の世界」。

「昭和の匂い」が濃厚に刻印された雰囲気のお店で、早い時間から楽しんできたしだいです。

お通しは、大根おろし(うずら玉子付)!
うずらの玉子を溶いて、串のつけだれにしてもよしw

まずは、名物の「煮込み」ではじめました。鶏ガラだしのスープで手羽先と根菜類をじっくり煮込んだ逸品で、さすが名物。口の中でとろけます。

串焼き(鶏)を種々お願いしつつ、鴨をローストしたものなんかをいただいたわけですが、どれもきちんと仕込み・焼きがなされてい、談笑しつつ舌鼓。

Hさん、いわく「今日の焼きは、イマイチですねー」とのことでした、なかなかどうして。
へたな居酒屋に入って冷凍をチンしたようなもので何百円もとるご時世を考えると、まじめに商売をしていることが伝わってきます。

まさに、これぞ手を抜かない「昭和の商売」といいますかw

さて、串の類いは、1本60円からはじまるので、酒類はいわゆる相場よりも若干高めですが、ひとりで気楽にはいってもビールとお酒1本飲んで、少々大目に食べても2000円で十分ではないでしょうか。

新しい「大人の隠れ家」が1件加わったことに、感謝です。

また、寄せていただこうと思います。


「鳥やす本店」(とりやすほんてん)
電話: 03-3368-6459
住所: 新宿区高田馬場3-5-7
営業: 17:00-23:00、無休(正月は休み)

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旨いもの・酒巡礼記:東京都・新宿区編「ビア&カフェ BERG」

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 大治郎は、また老人に出会った。
 山谷堀の南に、真土山(まつちやま)の聖天宮(しょうてんぐう)がある。
 この日も、大治郎は田沼屋敷からの帰りで、いつもよりは時刻も早かったものだから、聖天宮へ参拝してから、門前の〔月むら〕という蕎麦屋へ入り、
 「酒をたのむ」
 と、いった。
 大治郎も、大分に変わってきたようだ。
 長い修行を終え、江戸の父の許(もと)へ帰って来たころの秋山大治郎は、一人きりで蕎麦屋へ入って酒をのむことなど、おもってもみなかった。
 いや、蕎麦は食べても、まだ明るいうちに酒を口にするなどとは、それこそ、
 (とんでもない……)
 ことだったといってよい。
 小兵衛とちがって、二合ものめば真っ赤になってしまう大治郎なのだが、ともかくも、こうして酒に親しむという気分を、
 (わるいものではない)
 と、おもいはじめてきたらしい。
 それもこれも、父・小兵衛のすることを見ているからであろう。
 酒がくると、おもいついて蕎麦掻きもたのんだ。
 月むらは、一年ほど前に開店した蕎麦屋だが、場所柄、小ぎれいな店構えで、奧には小座敷もある。
 酒も蕎麦もうまいというので、たちまちに客がつき夕暮れ間近い、この時刻にも入れこみは客で埋まっていた。
 入れこみの真中に通路があって、突き当たりに大川(隅田川)をのぞむ小座敷が二つある。
 黒塗りの小桶の、熱湯の中の蕎麦掻きを箸で千切り、汁につけて口に運びつつ。大治郎はゆっくりと酒を楽しんだ。
 こんなことを秋山小兵衛が見たら、何というだろう。
 「せがれめ、小生意気なまねを……」
 苦笑を洩らすにちがいない。
    --池波正太郎「逃げる人」、『剣客商売12 十番斬り』新潮文庫、平成六年。

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ほとんど毎日晩酌は欠かさないとおりの生活ですが、そとで呑(や)るのも好きなわけですが、大勢でわいわい呑むのも楽しいものですが、ひとりでサクっとやるのもなかなかの快味なのではないかと思います。

先日、久しぶりに新宿に降りたので、ビアパブとでもいえばいいでしょうか……かならず訪問する「ビア&カフェ BERG」に1年ぶりに逗留。

ちょうど帰宅時間帯とかさなり店内は大盛況でしたので、メニューをあれこれ考えるよりも定番の「ジャーマンセット」をオーダー。

パンが二品とパテ二品。
ザワークラウトとレタス。
それからソーセージとハム。

ビールセットでお願いしてヱビスの「黒」にて乾杯。

パンもハムも自家製で、小麦と肉のうま味が凝縮された「間違いのない」味わいを舌鼓した次第です。

たしかに、ロンドンのパブやコーヒーハウスは、発祥としては、飲んでおわりという場所よりも、そこで投資から娯楽、学芸からスポーツまで論じられた「社交場」だったかと聞いたことがありますが、その日は一人で訪問しましたが、昔はよく仲間と短時間のやりとりに利用してことが多かっただけに、そうした雰囲気も味わいつつ、楽しませていただきました。

「長居」するのではなく、「サクッ」と気分転換や語らい……忙しい現代人にとってはまさに都会のオアシスではなかろうか……などと思うのは私ひとりではあるまい。

あ、忘れていましたが、「ビア&カフェ」というふれこみの通り、珈琲のたぐい、カレーといった軽食もなかなか素晴らしい味わいです。


BERG
東京都新宿区新宿3-38-1 ルミネエストB1
7:00~23:00
http://www.berg.jp/


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旨いもの・酒巡礼記:大阪府・大阪市編「わたしの大阪放浪記」

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 食について
 人間は生まれ出た瞬間から、死に向かって歩みはじめる。
 死ぬために、生きはじめる。
 そして、生きるために食べなくてはならない。
 何という矛盾だろう。
 これほどの矛盾は、他にあるまい。
 つまり、人間という生き物は、矛盾の象徴といってよい。
 他の動物は、どうだろうか。
 他の動物は、その矛盾を意識していない。
 だから、例外としておこう。
 よくよく考えてみると、世に生まれ出たことが、
 「厄災そのものですよ」
 といった知人がいるけれども、
 「そんなことはありますまい」
 反駁はできない思いがする。
 だが、人間はうまくつくられている。
 生死の矛盾を意識すると共に、生き甲斐をも意識する……というよりも、これは本能的に躰で感じることができるようにつくられている。
 たとえ、一椀の熱い味噌汁を口にしたとき、
 (うまい!)
 と、感じるだけで、生き甲斐をおぼえることもある。
 愛する人を得ることもそうだし、わが子を育てることもそうだろう。
 だから生き甲斐が絶えぬ人ほど、死を忘れることにもなる。
 しかし、その生き甲斐も、死にむすびついているのだ。
 このように矛盾だらけの人間の世界は、理屈ではまかないきれぬ。むかしの人びとは、 そのことをよくわきまえていたらしいが、近代の人間たちの不幸は、何事も理屈で解決 する姿勢が硬直しすぎてしまったところにある。
 などと、この文章も、いささか理屈っぽくなってきたから、ほかのはなしをしよう。
    --池波正太郎「食について」、『日曜日の万年筆』新潮文庫、昭和五十九年、210-211頁。

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1.「ビアホール ニューミュンヘン」
金曜日から日曜日までスクーリングの関係で大阪へ出張したのですが、その思い出を「探訪記」としてひとつのこしておきます。

金曜は13時の新幹線で新大阪へ。
その日は、約束が2件あり、まずは大阪駅(梅田)へ移動して、ビアホールの「ニューミュンヘン 本店へ」。
大阪駅で降りるのも初めてでしたが(だいたいタクシー利用なので)、そこから商店街のようなところへ案内されたわけですが、いわゆる「ザ・ビアホール」って感の「ニューミュンヘン」。

親戚の案内にて店内へ誘われてから、小麦麦芽を使用した「ヴァイツェン」を一気にかけつけ三杯。

ビールには「揚げ物」が定石ですから、そのあたりを頼んで、「黒ビール」。

交互に「ヴァイツェン」をいれながら、締めは「ベルエクストラスペシャル」(スコッチ)をダブルで。

予定があったので1時間程度の滞在でしたが、ひさしぶりにうまいビールを味わわせていただきました。

ありがとうございました。

店内は、昭和といいますか、戦前のドイツとでもいいますか、なかなか渋い造作で、
「ミュンヘン一揆」の密談もここで行われたのではないかと錯覚するほどです。

客層もよく、店員さんもきちんとしつけられていることにしばしば感動。
名残を惜しみながら、ホテルへ。

■ ニューミュンヘン 本店
〒530-0057 大阪府大阪市北区曽根崎2-9-13
TEL 06-6311-3381
営業時間 11:30~22:30(L.O.22:00)
ランチ  月~金 11:30~14:00
定休日 年中無休
http://r.gnavi.co.jp/k015500/


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2.「ホルモン焼き肉 まんてん」
荷物を整理してから、大学時代の先輩と合流。
案内されたのは、谷町9丁目のホルモンやさん「まんてん」。

大阪といえば、やっぱり「焼肉」。
そして、それ以上に名高いのが「ホルモン」。

どちらもいったことがありませんでしたので、興味通津で入店。
小さなお店ですが、お店の方が丁寧に清められた店内はあかるくさわやかで、こちらで、プレミアムモルツで乾杯し、おまかせの盛り合わせで。
何がどれなのかわからないのですが(苦笑、「はぁ、これがホルモンかぁ」とため息をつくほど、おいしかったのは事実。

中盤からいただいた「マッコリ」も初体験。
とても飲みやすく、やさしい味わいが印象的でした。

案内してくださった先輩、ありがとうございました。


■ まんてん
大阪府大阪市中央区谷町9-4-5 新谷町ビル 1F
TEL 06-4392-7373
営業時間 17:00~24:00
※ 夜10時以降入店可、日曜営業
定休日 月曜

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3.「氏家を肴に呑む会」
翌日は朝から夕方まで「倫理学」の講義。
その夜は、大阪と中部の学生諸氏(卒業生含む)が、「私を肴に飲む会」を企画してくださいましたので、ホテルへ戻ってから一路「梅田」へ。
チェーン店になりますが、時間を気にせずにゆっくり「話し込む」ことができるので「坐・和民」さんへ。
少し、遅れてから参加しましたが、有意義な時間をすごすことができました。また今回、履修されているKさんも、「ぜひ、ご一緒に」ってことで参加してくださいました。この日は遅くまで飲みましたが、いやー、学生さんと飲むのが一番うまいですね。いちおー、立場的には「教師」という「役」になりますが、当方、その自覚も薄く、真理に肉薄していくという「意味」では、学生も教師も平等ですから、そこには、高低浅深なんてありません。

■ 語らい処 「坐・和民」 スイング梅田店
住所 〒530-0057 大阪府大阪市北区曽根崎2-15-20 スウィングうめだビル5F
TEL 050-5522-6251
営業時間   17:00~03:00
金・土・祝前 17:00~05:00
定休日 年中無休
http://r.gnavi.co.jp/k672759/


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4.急遽「慰労会」
さて・・・
翌日もまる一日「倫理学」。
スクーリング試験を終えてから、20時の新幹線で帰宅予定でしたので、少々時間が。
試験も終わったところで一息ですから、10名ほどの学生さんと急遽「慰労会」。
※・・・って表現ですが、結局声かけはこちからなんですが(苦笑

しかし、37名のうち、10名参加とはすごい割合です(キリッ

ちょうど地下鉄淀屋橋の駅ビル2Fの「がんこ」。
こちらもチェーン店ですが、はじめての利用。
メニューも豊富で、味付けもよく、なかなかどうしてというのが印象的。
個室をたくさん完備した宴会場施設がととのっており、そこでゆっくり皆さんといろいろ語り合えたことは、僕の一生の思い出になりました。
結局、「先生、指定席で帰らずに、自由席でもその券で乗れますから」

・・・などということになり、20:30ぐらいまでゆっくりしてしまいましたorz

いや、しかしながら、短い滞在でしたが、ほんと、一緒に向き合うことのできた皆様ありがとうございます。
お互いに切磋琢磨しながら、自分自身を学問の世界で磨いていきましょう!!!


■ がんこ NEX-T1淀屋橋店
住所 〒541-0041 大阪府大阪市中央区北浜3-5-29 NEX-T1ビル2F
電話番号 06-6201-7002
http://www.gankofood.co.jp/group/washoku/shop/next1yodoyabashi/


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5.〆が締めることに(涙
・・・ってことで蛇足ですが、最寄り駅に降りてから「小腹がすいたので」

「風風ラーメン」(武蔵小金井店)にて「バリコク豚骨」なんぞを注文。
いや、たしかにうまかったのですが、翌日のダメージがここにすべて起因している模様にてなみだ目。

■ 風風ラーメン 武蔵小金井店
住所 東京都小金井市本町5-12-14 森ビル 1F
営業時間 11:00~翌5:00
ランチ営業、夜12時以降入店可、始発まで営業
定休日 無休


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※なお集合写真等はFBの方にupしてますので、そちらへお越し下さいませ。

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旨いもの・酒巡礼記:東京都・国分寺市編「かまどか 国分寺店 釜飯・串焼」

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 食べ物は会話の話題としては天候よりも新鮮で面白い。天候についての話題はどうしても限度があるけれど、食べ物なら、いくらでも延々と喋ることができる。それに、気候状態の話では(どういう天気が好きで、どういう天気が嫌いかについては同意見の人が多いから)熱っぽく議論を戦わせることは殆どない。議論しないのであれば、意見が同じ者同士が親しみを覚えることもない。しかし、食べ物の好みははっきり差があるので(確か、ラテン語でもフランス語でもそういう趣旨の諺があった)、明確に意見の一致があれば、それはあらゆる結びつきの中でももっとも親密なものになる。例えば、誰かタピオカのプディングが大嫌いな人がいれば、その人は私の親友になるのだ。
    --ミルン(行方昭夫訳)「昼食」、行方昭夫編訳『たいした問題じゃないが イギリス・コラム傑作選』岩波文庫、2009年、199頁。

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先月お世話になったのが「かまどか 国分寺店」なのですが、はやく書いておかないとと思いつつ、季節は秋から冬へと変わってしまい忸怩たるものがありますが、気にしてもいたしかたありませんので、紹介しておきます。

ちょうどその日、勤務校の公募推薦入試があったのですが、終わってから最寄り駅で下車すると16時。

国分寺は、割合と「居酒屋激戦区」ですので、いつもの店に寄らず、

「ちょいと面白いところ開拓するかっ!」

……ってことで、時間も時間ですので、「国分寺 居酒屋 16時」なんて単語で検索してから訪問したのがこちら。

串焼きと釜飯が名物とのことですが、帰宅してから食事の用意があると聞いていたので、串焼中心のオーダー。

まずプレミアムモルツをお願いしてからという訳ですが、お通しの「トロトロ豆腐(`_´)ゞ」もなかなかこっているではありませんかw

黒蜜を垂らせば、和風プリンにでもなるのではないかと思えるほど濃厚な自家製豆腐です。

お通し、お通しと一言で片づける人は多いし、ここで手抜きをするお店が多いのも事実ですが、こういう「当然」のことにきちんと「力」を入れることは大事なことですよね。

さて「ねぎどか三本盛り逢わせ」をお願いしてからまつことしばしば。


ねぎどかとは、要するに、たっぷりの葱と隠し味程度の大蒜をみじん切りにしたのを軽く浅漬けにしたような薬味を「どか」ってどっさり、串焼きに乗せるってことですが、まあ、これがサッパリしてやヴァイw

単純ですが奥行きのある味わい。
ご飯にかければそれだけでいただけると思えるほどの完成度!

鶏もほどよく堪能しつつ、つぎは「かまどか発祥!幻の牛串(岩塩)」。

こちらのお店の「ウリ」がこれということでしたが、

「はぁ、間違いないッスね」

鶏、豚串はわりとポピュラーですが、牛串をだすところはなかなかありません。
申し訳程度でメニューにあるところのはテキトーな仕上りで失敗することが多いのですが、さすが「看板」に掲げるだけのことはあります。

いわば上品な和風ステーキですね。
岩塩が肉自体のもつうま味を絞り出してくれますし、それをわさびがアクセントとなって加速されるという始末ですよ、完敗です。

最後は、「鶏皮」。

串焼きにいくとだいたい頼むのですが、こちらもクリティカルヒット。「鶏皮は熱いうちにやれ」というのがセオリーですが、ばくばくやってしまうのがもったいないほどで、アツアツでカリカリに仕上げられているのに、閉じ込められた脂が口蓋でうれしく爆発するという寸法w

たった30分ほどの滞在でしたが、いい時間を過ごさせていただきました。

もう冬ですが、先に言及したとおり、訪問したのはミッドオータム。 盛り付けに「紅葉」を添えるのもなかなか「粹」な振る舞いじゃア、ありませんかwww

また、近いうちによせてもらおうかと思います。

■ 居酒屋 かまどか 国分寺店 釜飯・串焼
〒185-0012 東京都国分寺市本町2-9-10 丸八ビル3F
http://r.gnavi.co.jp/b439550/


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旨いもの・酒巡礼記:東京都・国分寺市編「串焼 芳一 国分寺店」

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 完全なものは、自由をもって表現される場合には、すぐに美しいものに変ずる。物の自然が、その技巧として一致して現れる場合には、すなわち、あたかも技巧が物自身から自発的に流れ出るかのように見える場合には、完全なものは自由をもって表現されます。いままで述べられたことは、簡単に次のようにも言われます。もし対象におけるすべての多様が、概念に綜合統一されるならば、その対象は完全である、もし対象の完全性が自然として現れるならば、対象は美しい、もし完全性がより複雑となって、自然がそのさい、なんらの傷害をも受けないならば、美は生長する、なぜなら自由の課題は、統合されるものの量が増加するに従って困難となり、その幸福な解決は、まさにそのゆえに、それだけひとを驚かすからである、と。
    --シラー(草薙正夫訳)『美と芸術の理論 カリアス書簡』岩波文庫、1974年、62頁。

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月曜は授業が終わると、その後、幸いにも仕事へ行かなくてもいいので、だいたい軽く呑んで帰宅するのが常なので、最寄り駅の国分寺を降りると、前期は焼きとんの「四文屋」さんを重宝していたのですが、後期から授業時間が1コマ早くなり、立ち寄る時間の都合上、利用が難しくなりましたので……、

このところ……、

「さて、どこへ行くか」

……かなり悩みの種でした。

いつも同じような「お茶をにごしたようなパターン」(それが悪いわけではないのですが、工夫がないという意味で)では、オモシロくないし、ここはひとつどこか探してからいくか!

……ってことで、

(1)16:00開店、(2)立ち飲み……

こんな条件で調べてみると、ひとつ発見しましたので、早速訪問した次第です。

それがJR国分寺駅南口の「串焼きSTAND 芳一 国分寺」でございます。

駅を降りてから、そのまま吸い込まれましたが、開店と同時というタイミングで、お客さんは僕以外に2名程度。

短時間でしたが、ゆっくりと「本物」を味わってきた次第。

“ウリ”はレバー刺のようなのですが、僕の場合、残念なことに「レバー」がNGですから、それ以外でお願いした次第。

まずは季節モノということで、琥珀ヱビスの<生>大ジョッキをお願い。

「身」の部分は後日改めて……などと思いましたので、お願いしたのは、ビールによく合う「鳥皮」w

待つことしばしばですが、その焼き上がった姿をみてまずは驚き!!!

「皮」にしても「ハツ」にしても、大抵の場合、やっぱり焼き鶏っていうものは「小さい」というのが相場であり社会通念に似たものがあるのですが、ここで出してくれる一品一品は……

「デカっ!」

……って驚愕なんです。

はい、びっくりしました。

焼きたてをいただきつつ、

「いや~ぁ、脂がのっているけれども、さっぱりしているなぁ~」

……と思いきや、皮と皮の間には、玉葱を仕込んでいるのに「二度」驚きです。

それから次に驚かせていただいたのは「軟骨」。

軟骨といえば、こちらもドクサにしかすぎませんが、通例は「塩」でやるのがおきまりなのですが、「たれ」でお願いしたところ(我ながら「挑戦者」だと思う次第ですが、、、

頭を後ろからぶん殴られたような驚き。

確かに軟骨特有の「こりこり」感はいやまして有るわけですが、その身にたっぷりとかかったたれとの絶妙なバランスで、上等なハラミをいただくような具合でして……、はっきりいって「負け」ました。

「好評!売切御免」とのふれこみ通りです。

さて……。
このへんで「豚」もいただくかw

……って話しで、「芳一オリジナル串」というラインの「豚バラの塩胡椒」を頼んでみたのですが、世の中には「間違いのない」っていうものがあるんだな……とこれまた脱帽。

表面をうまくカリカリに焼き上げた「腕」のなせる技!
さくっと噛みしめると、ジューシーな味わいが拡散!

いやはや……というか、おそるべしといいますか。。。

お酒は、久しぶりでしたが「泡盛 久米仙」(35度)をロックでお願い。
これまたよくある話しだと、氷をがっつりいれたグラスにお酒少々というパターンが世の常ですが、こちらはきちんと1合徳利にお酒はいれてくださり、氷の入ったグラスとチェイサーを備えてくれるという念の入りよう。

またしてもいろんなものが「粉砕」された次第。

いやはや、ひさしぶりに……

「本格のおつとめ」

……というものを見せていただきました。

ありがとうございます。

ついでですが、「お通し」は100円で、生キャベツを供してくれますが、こちらは追加はフリー。

また「立ち飲みスタンド」というフレコミですが、店内はあかるく清潔で、この清げな雰囲気を維持していることに、「本気」で商売をしていることを実感。
またテイク・アウトもOKです。

また、寄せてもらいますw

「完全なものは、自由をもって表現される場合には、すぐに美しいものに変ずる」っていうのは、まさにこのことですよ!!!

■ 串焼 芳一 国分寺店
住所   〒185-0021 東京都国分寺市南町3-19-6
電話   042-326-9401
営業時間 16:00-23:00(ラスト・オーダー 22:30)
定休日  日・祝
http://r.gnavi.co.jp/e310200/


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旨いもの・酒巡礼記:東京都・中野区編「ゆむゆむ Yumu Yumu」&「中野 Public BAR Abbot's Choice」

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先日KO中野祭?で利用したお店のメモ


1軒目。

ゆむゆむ Yumu Yumu
住所 〒164-0001 東京都中野区中野2-29-2 KMビル1F
http://r.tabelog.com/tokyo/A1319/A131902/13097484/

ドリンク類がだいたい300円台で楽しめる(その分、気分、量が少し少ないかw)、いわゆるやきとんや。20人も入ればいっぱいになるような隠れ家的な雰囲気、一人でぶらっと利用する分にもいいですね。

丁寧に焼き上げた串ものもリーズナブルですが、なかなかいい味ですね。食べログでの評価が比較的高いことからもよくわかります。


2軒目。

中野 Public BAR Abbot's Choice
東京都中野区中野5-56-11
http://r.gnavi.co.jp/a430401/
http://r.tabelog.com/tokyo/A1319/A131902/13039520/

パブ、ダイニングバー。
品揃え豊富です(品切れとのときもあります)。

ほとんど呑んでばっかりでしたが、各国麦酒、シングルモルトもそろっておりなかなか楽しめます。サッカー観戦でも利用されているみたいです。
落ち着いた空間で素敵な時間の過ごせるお店ですね。

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旨いもの・酒巡礼記:東京都・杉並区編「荻窪ワイン食堂 おかげさん2」

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 むかし、芝居の仕事をしていたころ、新国劇の島田正吾と名古屋の鮨屋で酒をのんだとき、島田が、
 「あんたを一度でいいから、前後不覚に酔わせてみたいな。ほんとにこの人ときたら、ぐでんぐでんに酔っぱらうことがないんだから、つまらない」
 と、いったことがある。
 たしかに、そのとおりだ。
 もっとも、私の酒が強いのではない。
 強くはないが、酒がなくては一日もいられぬ男であることはたしかだ。
 むろん、酒をのめば酔う。酔えば、ほがらかになる。おしゃべりになる。そこまでなのである。島田は、その先の私が見たかったらしい。
 その先まで突きすすむことができないのは、やはり亡父の酒を知っているからだろう。
    --池波正太郎「酒」、『日曜日の万年筆』新潮文庫、昭和五十九年、188頁。

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なかなか忙しくて紹介できていなかったのですが、わすれないうちにということで、先月(6月)の中旬、大学の先輩が御馳走してくれた隠れ家のような銘店をひとつ紹介しておきます。

JR中央線荻窪駅南口、まっすぐ南口仲通りを降ること5分ぐらいでしょうか。

そこにあるのが「荻窪ワイン食堂 おかげさん2」でございます。

日本のありとあらゆる「食」を“窮め尽くした”といってよい美食家の先輩のさそいで、小雨の降るその日、2軒目に訪れたのがここ。

とにかくワインをリーズナブルに、新鮮な肴でもてなしてくれる「ワイン食堂」です。

すでに「食べる」系はすませておじゃまさせていただいたので、「がっつりメニュー」は控えたわけですが、それでも冷菜、オードブル系のメニューをつまみながら、闊達な語らいができる「隠れ家」的な、きどらないいいお店ですね。

その日は……

辛口白ワイン「エゴット」ではじめて……、

冷菜盛り合わせ。

パテドカンパーニュ。

いっしょに参加したもうひとりの先輩がワインを飲み慣れていないので、後は、ハイボール。

錫の器で用意してくれるのがいいですね。

ほんとうにちいさな「ワイン食堂」です。15人も入れば一杯でしょうかw

しかしながら、だしてくれる一品一品、選び抜かれたワインを……

「え! この価格でいいの?」

……って誰何しそうなるお店です。

また店長さんも気さくでありながら、心配りも秀逸で、お客様を大切にしようとする心と所作に感動できることも請け合いです。

近くへお立ち寄りの際は、是非www

※デジカメではなく携帯フォトですいません

■ 荻窪ワイン食堂 おかげさん2
〒167-0051 東京都杉並区荻窪5-7-10
twitter @okagesan2
年中無休
平日・祝前日:18-27時
土曜    :17-27時
日曜日   :16-22時
※ラストオーダー1時間前。

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著者:池波 正太郎

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